大人の【本気】部活動

「第二集団」からの脱却を目指すホビーライダーの日々

AACA CUP(1-2)レース参戦

昨日、地元開催のKINAN AACAカップ(カテゴリー 1-2)に参戦したのでレースレポ書きました(^o^)

 

【KINAN AACA CUPとは】

名前のとおりKINAN Cycling Teamが主催するレースで、岐阜県にある「国営木曽三川公園 長良川サービスセンター前 特設コース」で行われる事が多く、毎月1回程度開催されています。

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エントリー費用が3000円(当日エントリーだと+1000円)と少々の手数料を支払うだけで参加できることや、カテゴリーも「1-1」から「1-4」と自分の実力に合ったレースをチョイスできることから競技志向の地元サイクリストを中心に人気の高いレースです(≧∀≦)

 

【コースプロフィール】

1周3.5km平坦コースを各カテゴリーで設定された距離を反時計回りで周回します。

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最北端から南に180°ターンするところと、最南端から北に180°ターンするところがインターバルがかかるのでそこを上手くクリアするのがポイント。

特に最北端から南に180°ターンする時は、加減速が激しいので後ろにいると集団が縦に大きく伸びるのでホントにキツイ…。

 

会場が川沿いにあるため、時には風が強くコースの半分は追い風、半分は向かい風といった具合になる事も多いです。

 

【自分自身の目標やモチベーションなど】

今年最大の目標にしていた「ツールドおきなわ」がコロナの影響で早々に中止となったため、12月に開催予定の「鈴鹿エンデューロ」を最大の目標に切り替え何とかモチベーションを維持。

 

各種レースも軒並み中止になり、レース感が全くないまま本番を迎えるのも危険なため、10月と11月にそれぞれ最低でも1レースは経験したいと思い今回のAACA CUPにエントリーした。

このAACA CUPは2019年に初めて出場し、去年は3回?くらいは参戦している。カテゴリーはいずれも上から2番目の「1-2」。

(最上位の「1-1」はKINAN Cycling Teamの選手など国内プロ選手も参戦するので自分は完全に場違いというのは分かっている反面、いつかはそこで走りたいという思いは密かに抱いている)

 

コロナイヤーの今年も実は7月にAACA CUP(1-2)に出場したが、開始5分で集団落車に巻き込まれてそのままDNFとなっており、その記憶が少し残った状態で参戦であった。

 

ここまでの流れからお分かりのとおり、結果は散々…。

このAACA CUPは落車防止の観点からも最後のスプリントに絡めなければスプリントする意味がない。

…というのもリザルトが5位までしか出ない。6位でもDNFでも同じ扱いとなる。

そんなAACA CUPで私は1度もリザルトに名前を載せてもらったことがない。今までの最高順位は10位?程度…。

 

私は脚質的にド平坦が弱い。いわゆるロードレースのようなアップダウンのあるコースならまだチャンスがあると思っているが、スプリント力がないので、もしこのレースで勝機を生み出すとしたらサバイバルな展開に持ち込んで少人数でのスプリントしか考えられない。

 

その苦手なド平坦コースでもレース感を少しでも取り戻したい、あわよくばリザルトに自分の名前載せたい(優勝はムリ!!)くらいのモチベーションで今回は臨みました。

 

距離が63km(カテゴリー1-2)とクリテリウムのような短距離ではないところが自分にとって唯一の救い。

2時間から3時間のレースが好きな自分にとってはプラス材料。

 

【レース前】

レース当日はゆっくり朝7時に起床。

土日の朝、必ず食べる「薄皮あんぱん」を5個とホットコーヒー。

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(今年に入って約80袋、約400個は食べてる)

 

朝食後は洗車

レース前には必ずやります。自分の中のルーティンになってて洗車しないと落車しそうで怖いため絶対やります。

(洗車しても落車は何度かしてます…囧)

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レースは14時半スタートの予定で時間はたっぷりありましたが、ローラーで軽くアップだけします。

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心拍を上げるだけで、あとは回すだけ。35分で終了。心拍はすぐに上がり171bpmまで。足も少し重たく感じ、好調とは決して言える状態ではなかった。

 

自宅を12時前に出発し、13時半に現地到着。

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宇都宮ブリッツェンの車の隣が空いてたので遠慮なく駐車(°▽°)

 

受付を済ませ、最上位カテゴリー(1-1)のレースを見ながらストレッチなどをしながら過ごす。

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同じカテゴリーに参戦するメンバーの中に、時々練習会でご一緒する方も数名いて、多少リラックスした雰囲気でスタートを待つ。

 

スタートの待機場所で辺りを見渡すと計40名くらい?は参戦している模様。

 

【レース】

3列目からのスタート

最初の2kmくらいはパレード走行で、最北端から南下したあたりからリアルスタート

 

最初の逃げには絶対乗りたいと決めていたため、リアルスタート後のアタックに警戒しながら前めのポジションをキープ

2周目に入って数名がアタックしたのでそれにブリッジする形で反応するもすぐに集団に吸収。

 

2周目か3周目あたりで、私のすぐ前を走る選手がまさかの落車!( またかよ…(ToT) )

その隣にいた選手も巻き込まれる。すぐ後ろにいた私は落車を確認した直後にすぐブレーキをかけ、ハンドルを右に倒し、落車した選手をギリギリ踏みつけることなく何とか回避。だが後続は落車の影響で足止めを喰らう選手もちらほら。その影響で集団の前にいた選手が結果的に逃げみたいな展開となる。逃げは5名程度でリードは10秒弱といったところ。自分のいたメイン集団は無理に追うことなく容認。タイム差がこれ以上開かなかったので、逃げ集団も上手いことローテーションできてなかったと思われた。時には自分もメイン集団の先頭で逃げとの距離を意識しながらローテーションに入る。

 

程なくして逃げを吸収。

その後は、数名の選手がアタックをかける展開が何度かあったが、集団はそれを容認せず。数名の選手が2〜3秒差で前方に位置するような展開も時にはあったが、決定的な逃げが決まることなく、前半が終了。

 

自分は最初の逃げに乗った時に心拍が180bpmを超えていたため、その後は心拍を何とか160台まで下げるために集団待機の時間が前半戦は多かった。ただ、アタックを引き続き警戒して集団前方(前から10番以内)には位置取りして、時にはローテーションに入りながら前半が終了。

 

1周回するうちにインターバルが2回かかるが、それ以外は集団内にいれば150wくらいで回せる。風は南から北に向かって緩やかに吹いていたため、コース前半は追い風で時速45km/hは普通に出ていた。後半はやや向かい風で先頭は5倍で踏まないと時速40km/h出ないような感覚だった。

 

レース後半…

さすがにこのまま何もなくレースが終わるわけもなく、14周目に入る直前のコーナー、インターバルがかかる区間で集団先頭の選手がアタック。それに後続が反応し一気にスピードが上がる。自分は先頭から15番手?あたりにいてコーナーの減速から直線に向いて加速する際に直前を走る選手が千切れ、その選手が左に避けローテーションを飛ばそうとする。すぐ後ろにいた自分は前の選手のさらに左側に位置していたため、そのまま自分も左に寄れて、先頭集団(10名くらい?)が徐々に遠のいていく…。

 

ここだっ!

まだレースは後半戦に突入したばかりだが、おそらくここが勝敗の分かれ目だと判断して、左に寄れながらも先頭集団にブリッジをかける。追いかける前の集団は約10名で距離にして30m?くらい離れていた。

 

しばらく全開で踏み続けるが先頭とは距離が縮まりもしないし、離れもしないような状態…。

 

心拍も180bpmオーバーでオールアウトしそうな状況。ふと後ろを見ると誰もいない。メイン集団は30m?後ろに…:(;゙゚'ω゚'):

 

このまま単独で先頭集団に追いつきそうにないと判断し、後ろのメイン集団に戻ることに。ギリギリメイン集団の最後尾に位置取れたが、この時はこのままメイン集団から千切れていてもおかしくない状態で、レース中いちばん辛い時間帯だった。

 

この時は、心拍を下げながらメイン集団が先頭集団を吸収してくれるのをただただ祈ることしかできなかった…。もう自分の力ではどうにもならない状態。

 

だが、運良くメイン集団が先頭集団を吸収し、また集団がひとつに。この頃には自分の心拍も160台まで下がり回復(*゚∀゚*)

 

残り周回も徐々に少なくなってきた。

残り5周くらいしても決定的な逃げは決まらなかったので、これは最後のスプリント勝負だと確信し、自分の勝率は限りなくゼロに近い展開。

 

話は少し逸れるが、参戦していた選手の中に密かにマークしている選手がいた。それは「愛三工業レーシングチーム」のジャージを着た2名。愛三工業の下部組織なのか何かよく分からないが、身にまとうジャージや走りからして絶対強い選手だと思った。実際周りの選手もおそらく同じ意識を持っていて、この選手らが動けば絶対誰かがチェックに入る動きが幾度となくあった。みんな警戒していた。

 

レース後半にはこの選手を含む3名の逃げも出来て、このまま行かせたらマズイ!

…とメイン集団の誰もが感じたと思うが、逃げ集団のローテーションが上手いこといかなかったのかしばらくして吸収できたのは良かったσ(^_^;)

 

話は戻るが、大きな動きもなく早くも最終周回に。

ゴール前のスプリント区間が短いので最終コーナーで先頭付近にいないと勝負にすら絡めない、もっといえば最終コーナーに入る前の位置取りが最も重要なコースになっている。

 

それを選手全員が認識しているので、最終コーナーに入る前、残り1kmくらいから激しい位置どり合戦。すると集団右側から愛三工業レーシングチームの選手が強烈なアタック!おそらく集団の最後尾あたりから一気に加速したんだと思う。それに当然周りの選手が反応。これを皮切りにアタック合戦が始まる。

 

自分は先頭から10番目あたりでその強烈なアタックを見たと記憶してる。もちろん自分も残りの足を全て使い切るつもりで踏む。最終コーナー入る手前で5番手あたりまであがれて、そのままスプリント…。

抜くことも抜かれることもなくフィニッシュ!!

 

結果は…

 

 

5位!!

 

初めてリザルトに自分の名前を載せる事が出来た!!😊

 

ちなみに優勝はやっぱり愛三工業レーシングチームの選手だった。最後のスプリントも圧倒的な強さ。

 

5位と言う結果について、もちろん満足なんかしていないが、苦手な平坦ステージで5位に入れた事、これまでの成績の中では最上位でフィニッシュできた事は素直に喜ぶことにした( ^ω^ )

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【レースデータ】

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【レースを終えての感想など】

力不足といえばそれまでだが、レース展開を読み切る力も全く足りないと感じた。

逃げが決まりそうとか、強そうな選手の見極め、千切れそうな選手の見極め…などレース中に潜むリスクをしっかり見極め、足を使うところは思いっきり使い、休む時はしっかり休みながらレースを進められる「洞察力」や「状況判断力」みたいなものがまだまだ足りない。

レースの状況をもう少し冷静に判断できたらレースを楽に進めることが出来たと思う。

 

あとは…

「勇気」が足りない。「逃げる勇気」

レースを終えると自分含めですが、色々な選手が「なかなか逃げが決まらなかった」と口を揃えて言う。その中で自ら仕掛けてる選手がどれだけいるのかって話です。正直、自分は誰かがアタックしたらそのチェックに入り、あわよくば逃げ集団ができないかと消極的な思考しかない。今後色々な経験を積む中で変えたいと思ってる。

レース経験も圧倒的に足りないのは間違いないが、それよりも「逃げて失敗したらどうしよう」と先に頭で考えるから中途半端な逃げしか出来ない弱い自分がいることを再確認した。

あぁ、情けない…(>_<)

 

 

最後に

12月の鈴鹿エンデューロに向けて

 

やる事は変わりません。

何か特別なメニューを考えてるわけでもありません。

ただただ「継続」することだけを心がけます。

 

 

鈴鹿の前に、11月に1レース頑張りますo(^-^)o

 

長文になりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました😊