大人の【本気】部活動

「第二集団」からの脱却を目指すホビーライダーの日々

美山サイクルロードレース〜2019年〜

おはようございます。

 

コロナがなければ美山サイクルロードレース に参戦し、結果が出ていた時期になりました。時間が過ぎるのは早いものです…。

 

本日は、今年美山サイクルロードレースに参戦できなかった私が去年のレースについて振り返りたいと思います。

 

 

今はレース自体ないから、レースレポートする人もいないだろうし…(^。^)

 

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参戦することとなった経緯について、詳細は省きますが、練習会の仲間に誘われたのがきっかけです。

 

ご存じない方のために簡単に美山サイクルロードレースを紹介します。

 

京都府自転車競技連盟などが主催し、今年開催されていれば35回目となり、国内では最長の歴史をもつレースです。参加者は登録者からビギナーの方までと幅広く、様々なカテゴリーがあります。

 

レースの特徴は何と言っても日本では数少ない「公道」でのレースです。


宮島地区にある文化ホール前をメイン会場とし、そこから平屋をまわり九鬼ヶ坂峠を越える、全長10km、高低差110mの周回コースです。

 

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何と言ってもスタートして6km地点から始まる九鬼ケ坂(約1km、高低差90m)が勝負のポイントです。

 

カテゴリーはC1からC4まで分かれておりますが、私はC2に出場しました。

 

C2はコースを4周、計40km。約1時間のレースです。

 

【レース前】

前日に試走してコースを確認していましたが、心拍を上げたくて、レース当日も仲間と一緒に試走。

 

ここでトラブル発生!

 

前日に試走した時から、ガーミンのサイコンを起動しっぱなしにしており、バッテリー残量はほぼゼロ…。かなり焦りました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

でも今さら充電する時間も場所もありません。

諦めるしかありません。

 

そのまま試走し、九鬼ケ坂だけは心拍上げます。

 

スタート地点に戻って、勝負の時まで仲間と待ちます。

 

スタート前に仲間との1枚

 

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初めてのコースなので緊張しまくり。

精一杯の笑顔です(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

【レーススタート】

ガーミンのサイコンの電池残量が僅かでしたが、スタート直前に起動させ、最後までもってくれればラッキーくらいの気持ちでレーススタート!!

 

ピストルの合図が不発で実況の方の掛け声でレースがスタートしたことを覚えてます。

 

中段よりやや前方からのスタート。

毎年このレースに出場されている練習仲間のMさんの後方をがっちりキープしたまましばらく進みます。

 

2車線使えるとはいえ、約200人の参加者が我先にと前方のポジションを狙っていることもあり、スタート直後は自分のスペースを確保するのがやっとな状態。

 

殺気だった雰囲気の中で「ブレーキ!」とか「コーナー!」と怒号にも似た声が集団内を飛び交います。

 

ローリングスタートして、約1km過ぎたあたりからリアルスタート!

 

参加者が一気に踏み始め、スピードが一気に上がりましたが、程なくして集団内は落ち着きそのまま1回目の九鬼ケ坂に突入します。

 

さすがにみんな、勝負所と位置付けているため踏みます。私も300w中盤あたり(5.5〜6.0w/kg)で登り続けます。

 

ポジションは20〜30番手あたりでしょうか。逃げができていたかどうかは定かではなかったですが、大きな動きはなさそうでしたし、この集団について行ければ最後に勝負できると思いました。

 

九鬼ケ坂を登り切った後、下りは時速70km以上出ますが、周りの様子を見ながら落ち着いてクリアしていきました。

 

2周目、平坦区間はまたしてもペースダウン。九鬼ケ坂で遅れた選手が集団に復帰し、集団はまた大きくなります。

 

2周目の九鬼ケ坂、上りの中盤あたりで割と大きな落車が発生!

 

落車が発生したのは自分より後ろを走っていた選手。レースが終わった後で聞きましたが10人くらいが巻き込まれたみたいです。

 

そういえばこの辺りから、仲間のMさんの姿を全く見ない…。

 

もしかしたら落車に巻き込まれたか!?

 

…と一瞬不安になりましたが、再びレースに集中。

 

このあたりで逃げが2名?いることを認識したが、まだまだ集団の数は多く、焦りは全くありません。

 

3周目も平坦はペースダウンしたが、逃げの2名を早々にキャッチ。カウンターアタックを警戒したが、大きなアタックはなし。

 

登りはまたしても300w中盤あたりで踏みます。

 

この時の自分のポジションは先頭から15番手あたり。

 

無事に先頭集団で最終周をむかえ、登り前の平坦からペースアップ。

 

自分も集団に合わせるように徐々に踏み始めます。気付いたら集団の先頭に出されてしまい、そのままローテするつもりが、気付いたら集団から2秒程のアドバンテージ。

 

自分の周りには他に3人の選手が。

この時点で残り距離約8km。

 

逃げを決めるにはかなりリスキーだという認識はあったが、着いてきた選手3名の中に、知り合いの人が1人いる!!

 

「このまま逃げるぞ!」

普段は大人しい印象の方なのに、レース終盤でアドレナリン全開だった(゚∀゚)

 

その声をきっかけに踏みます。他の2名の選手もローテーションに加わります。

 

逃げている時に、チラッと後ろを振り返りましたが、集団とのタイム差はおそらく5秒程度だったと思います。

 

最終周、逃げは自分を入れて4名。

でも、集団が容認するはずがありません。

 

登りのずいぶん手前ですぐに吸収されました…。

 

それでも登りは最後の力を振り絞り踏みます。最終周ということもあって、これまでとは比べ物にならないくらいペースが上がります。

 

自分も300w後半で何とか先頭集団に食らいつきます。頂上付近で先頭から5秒くらい遅れ、「ここまでか…」と少し諦めかけたが、下り後の平坦区間で何とか先頭集団に復帰。残り1km弱。正直ここまでで足を使い果たした感覚はあったが、勝利への挑戦権をギリギリのところで得たような状況です…。

 

これまで数多くのレースに参加してきたが、最終スプリント前で先頭集団に残れたのは初めての経験だった。もちろん疲労はあったが、緊張とワクワクがとまらない感覚を今でもはっきりと覚えている。

 

先頭集団には20名程はいただろうか…

残り500mくらいになり1人の選手が

「落車、気を付けろ!」と大きな声を出していたのが印象的だった。

 

自分は道路のいちばん右側のポジションをキープ。残り300mくらいからスプリント開始!!

 

スプリントしてしばらくして自分の前にいた選手が左に寄れ、コースが空いた!

 

ゴールラインは目の前!

 

全開で踏んだが、10名程の選手を見ながらのゴール!

矢印が自分です。

 

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自分の持ってる全てを出し切りましたが、先頭からは1秒も遅れて総合13位(年代別5位)でした。

 

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レース後に動画などでゴールシーンを何度も見返しましたが、1秒ってとんでもない差ですね。

 

レース中は僅差だと思ってハンドル投げちゃったりしてますけど…。

 

走行データがこちら

(ガーミン、最後まで電池持ちました…σ^_^;)

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約1時間のレースでTSS111ってどういうこと?

 

 

ちなみに優勝したのは高校1年生で、実は去年まで同じ練習会で何度か一緒に走ったことのある選手。

 

いつのまに、こんなに強くなっているとは∑(゚Д゚)

 

ゴール後に記念撮影

みんな落車に巻き込まれず無事でした(^_^)

 

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優勝おめでとう!!

 

「今年は絶対優勝してやる」との気持ちでこの1年過ごしてきましたが…

 

コロナで中止です。

 

仕方ありません。

 

また来年リベンジしますよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます😊